被災地でのボランティア

検証 新ボランティア元年  笠虎 崇

 

2011年3、11から一年後に発売された書籍

カメラマンとライターを1人でこなす(カメライター)

ブロガーとしても有名な「かさこ 」さん ←クリック

著者のブログ記事を再編し、まとめられたかたちの本だ。

震災が起きてから、約1年のいろいろな側面からの記事が、

臨場感をしっかり残したかたちで記録されている。

 

私は3年前、マッサージボランティアに参加すること決め、

被災地の状況が少しでもわかるような書籍を探した。

しかし、見つかるのは「お涙頂戴」「絆」「頑張ろう」などの、

美しい言葉が並んだような本が、ほとんどだった。

そんな中で、この本だけが被災地のリアルを伝え、ボランティアに参加するにあたっての心構えを学ぶ本となった。

(他にも、被災地の現状を伝える本があったのかもしれないが、私のリサーチ範囲では発見できなかった)

 

被災地の復興に向けての経過を追いかけているわけではないので、過去も現状も、正直ほとんどわからない。

ボランティア参加者は震災のあった年が、約96万人。去年一年間で、約5万9千人。

震災の年の6%にまで減っている。 まだまだボランティアを必要としている場所はあると聞く。

 

私の行動は一時的なものになってしまうかも知れないが、

関心を向けることを忘れず、放棄せず、できるときに、できる範囲で、私なりの行動を取る。

もうすぐ東日本大震災の発生から5年になる。 改めてだが、関心を向け考える機会にしたい。