おじさんへの手紙


君たちはどう生きるか

 

漫画版を読み終えたその日に、書店に走り、小説(原作)を読み始めた。

まさか第二次大戦前に書かれていた本だとは、思いもよらなかった・・・

現代に生きる人たちよりも、その頃の人たちの方が

生き方や人間の在り方など、真剣に向き合っていたのではないだろうか?

 

この本を読むきっかけを与えてくれた、しんせきのおじさん。

遠くにいるので、そうホイホイ会いにいける相手ではない。

そこで、この本に習って手紙を書くことにした。

おじさんに手紙を書くのは、これが初めてだ。

まさかまさか、手紙を送ることになるなんて思ってもみない相手である。

でも、送りたくなった。 気持ちを伝えたくなった。

 

「後世に伝えたい」と言った本を読むことによって

おじさんの考え方や生き方に、少しか触れることができたのではないかと思う。

それが何よりも嬉しいことである。

 

SNSで簡単につながれる関係もあるわけだが

こんなかたちのつながり方もあるのだと、しみじみと考えてしまう。

 

「君たちはどう生きるか」

入り口として、とっかかりやすい漫画の役割も大きいだろうけれど

小説版の方が、内容の濃さ、深さ、どちらも格段に上だった。

 

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