CODA 坂本龍一

CODA

坂本龍一 ドキュメンタリー映画

 

メインで語られるのは、癌の告知を受けた後から現在にかけて。

部分部分で、過去の偉業を差し込みながら物語は進んでいく。

 

「音に取り憑かれた人」

そんな風に見える場面が何度かあった。

画家にせよ、音楽家にせよ、著しく才能が突出している人であれば

一つのことに強いこだわりや執着を持っていても、不思議ではない。

だからこそ「天才的」などという言葉が冠されるのではないだろうか。

 

画家でいえば、印象派の巨匠クロード・モネ 妻の亡くなったところをその場で絵に残している。

最愛の人を、どんなかたちでも残しておきたいという気持ちもあったのかもしれないが

絵画と色彩に取り憑かれた人、といってもいいようなエピソードだと思っています。

 

坂本龍一に関しては、3.11で津波をかぶったグランドピアノのある宮城に赴いている。

「どんな音がでるのか興味があった」そう、語っていた。

たぶん、そこに大きな理由なんてなかったのではないだろうか・・・

新しい音、聴いたことのない音、それを求めて動いているのではないだろうか。

北極圏にまで行き、そこで氷から溶けて流れる水の音を採取(録音)している。

 

そして、音楽に対して、文明に対して、テクノロジーに対して、常に矛盾と葛藤を内に秘めている。

メランコリックさや悲哀を感じるようなメロディーが生まれてくるのは

ここに関係が深いような印象を受けた。

 

なによりも、たどってきた足跡が偉大なものだと知った。

映画を観た次の日、レンタルショップで戦場のメリークリスマスを借りようとしたのだが

レンタル中で、がっくりと肩を落としてしまった・・・

新しい音を見つけるために、試行錯誤をしている中で

バケツを被って雨の中に出て、その反響音を聞き取ろうとしている場面だ。

それが、この映画のポスターになっている。

なっているのだが・・・ もっといい場面があったのではないだろうか・・・

あえて、この写真を採用した理由が知りたくなったのだが・・・

 

 

次に練習するピアノ曲は「戦場のメリークリスマスにしたい!」と思ったワタルでした!

ご予約、ご連絡お待ちしています!
さいたま市、埼玉県、東京都内での出張整体、出張マッサージ

浦和、与野、大宮への出張整体

ホテルへの出張マッサージも承ります

イベント参加、企業様からのご依頼も承ります。

08088632105

みどり出張整体 田中