薪割りと腰肚と自然の造形美

北海道の実家は薪ストーブを焚いています。

冬に入る前に、薪を準備しなければなりません。

秋は薪の準備の時期でもあります。そんな時期に帰省したものだから・・・

「薪運び頼むな～」と父から言われました。

正直薪運びは、薪を抱えて運んで、きれいに積み上げていく。めっちゃガテン系のあまり楽しくない作業です。

「薪割りしたいよね・・・」ということで、まさかり振り下ろして薪割りをしていました！

写真のがまさにそれです！

都会にいては、おおきなまさかり振り下ろして薪割りする機会なんて、まずないですからね。

タイトルにある「腰肚」というこのは薪割りをするときの構えのことです。

足裏でしっかりと地面を踏みしめて、腹を据えるように腰を少し落とす。

がっちりとした下半身を作ることによって、その力を上半身と腕に伝えていきます。

まさかりを振り下ろすときに、下半身がしっかりしていないと、狙った的に振り下ろすことは難しくなります。

場合によっては、ケガにつながってしまうことにもなりかねない。

バキッ！と、大きな丸太が半分に割れる瞬間は、なんとも気持ちがいいんです。

太くて堅い木は、何度もまさかりを振り下ろして、だんだん割れ目をつけていく根気がいる作業なのですが・・・

おかげで薪割りと薪運びで、しっかりと筋肉痛になりました(笑)

割った薪の断面です。（奥は積み上げた薪）

縦に横に斜めに、うねっていったりと、木目はどれも一様ではありません。

節の周辺の木目は、波のようにうねっています。とても力強さをかんじます。

まさに自然の造形美といえる、この木目の流れ。

まさかりを入れることで、縦の割れ目が入ると、また違った顔を見せてくれます。

実家で生活をしていたころは、当たり前すぎて、気に留めることはなかったのですが

こうして改めて見ると、すごく趣があるのだなぁと実感できます。

薪の準備は骨が折れますけどね・・・

すでに北海道からは戻ってきて、埼玉で元気に出張しています！

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